キスマーク

懸賞 2018年 11月 07日 懸賞

「見えるところにキスマーク付けるのが好き。
おれのだ~って主張するのが好き」」

大分酔ってるな。コイツ。

3連休の前に同期で飲みに来た。
いい感じに酔いが回ったところでゲンがそんな事を口走った。

「主張しなくても優衣ちゃんはお前のだよ・・・」
俺は呆れてそう言う。

「見えるトコ?大学生じゃあるまいし。お前独占欲の塊だね」
そう呆れて言うのは年上の奥さんのいる森川で
「それだと休日前しかつけられないじゃん。
俺は、見えないところに毎日付けるのが好き」

お前の方がよっぽど独占欲の塊じゃん・・・
社内では秘密にしている結婚を見えないところで主張したいんだろう。

「へぇ。じゃぁ、武田さんの身体のどこかに毎日キスマークが付いてるんだ・・・」

思わず言った俺の感想に
「紗江子さんの身体を想像するなよ!」
と、酔った勢いのまま、結構な力でぶんなぐられた。

「で?金子は?」
「俺?」

「お互いに同じ場所につけ合うのが好き」

「お前が1番ヤラシイわ!」
「本当にな。山口も可哀そうに」

遠距離の俺たちは、2人の時間が終わった後、次に会えるのはずっとずっと先で・・・
2人で会っていた時間を目に見えるもので残せるのがキスマークだ。

「まぁ、でもその気持ちは分かる」
俺と真樹のキスマークの意味を説明していないのに森川は分かる。と言いながら困ったように笑った。

「いっぱいつけてやれ」
冗談めかしてそう言ったゲンも励ますように俺の肩を叩く。

キスマークは「俺のモノ」だっていうシルシ。

だから、お前は俺のモノ―――






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# by ichigo-ichigo205 | 2018-11-07 14:58 | ・横浜ホールディング | Comments(2)

1 year before

懸賞 2018年 11月 02日 懸賞

「篠塚くん!」
「中村。この前はありがとうな」
「ううん。とっても素敵な式だった!」

先月同期の篠塚くんの結婚式だった。

「片桐くんにも久しぶりに会えたし」
「あぁ、あいつもあっちで頑張ってるよな」

「篠塚、中村!」
「珍しっ。こんなに同期が廊下で会うなんてめったにないよね」

石島くんもたまたま通りかかった。

「篠塚、素敵な式だったよ」
「石島もありがとうな」
「奥さんもきれいだったよね~。私達より4つも下なのよねぇ」
「中村・・・お前今の彼氏と結婚するつもり?」
「今フリーだもん」
「はぁ?また別れたのかよ」
「またって何よ」
「まただろ?」
「うるさいな!」

「お前、仕事忙し過ぎだろ?」
「・・・」
「中村よっぽど俺達よりデカイ仕事やってんじゃない?」

これは、篠塚くんと石島くんが私をからかう常套句になってる。
私の仕事が忙し過ぎて彼氏にフラれるからだ。

その時、
「篠塚さん、この書類なんですが」
確か、経営管理部の・・・岡本くん、だっけ?

書類の記入の仕方を篠塚くんに聞きに来た。
「あぁ、それで良い。書き終わったらPDFで俺の社内メアドに送っといて」
「はい。失礼します」

ちらっとこちらを見て丁寧に頭を下げて離れて行った。
「経管の岡本くんだっけ?」
「あぁ。あれは上に行くぞ」
「へぇ。篠塚くんがそう言うなんて珍しいね」
「プロジェクトの予算の動かし方で分かるんだよ」
「ふ~ん」

改めて岡本くんの背中に視線を投げかける。

「あーゆー男と付き合えば?」
「年下はイヤよ」
「なんで?」
「婚期が遅くなるから」
「年下じゃなくても遅くなるような気がする」

篠塚くんと石島くんにからかわれて
3人で笑いながらその場を離れた。

同期で話すのは楽しい。

経管の岡本くんか・・・・

その時の岡本くんが翌年、同期より1年早く主任に出世して
篠塚くんが
「ほらな」
と、ちょっと自慢げに飲み会で話した翌日、
私は岡本くんが率いるプロジェクトの専任秘書に辞令が出た。


END*****








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# by ichigo-ichigo205 | 2018-11-02 14:27 | ・約束のピンキーリング | Comments(0)

新作公開

懸賞 2018年 10月 30日 懸賞


皆様こんにちは。

なんだか知らないけど、昨日今日とめちゃめちゃ筆が進みました(笑)

キリがいいので11/1の「1」の日に公開します。

最終章が書き上がってないけど
とりあえず最後が見えたので
1章の公開が出来るかな~と思ったので。

1章:11/1
2章:11/6
3章:11/11
4章:11/16
5章:11/21
6章:11/26
7章:12/1
8章:12/6

以上が公開日となります。
変更があったらまたご連絡します。

題名は「約束のピンキーリング」です。

宜しくお願いします。

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# by ichigo-ichigo205 | 2018-10-30 15:14 | 日記 | Comments(0)

行って来ました!中華街&米津氏ライブ&大谷石採掘場跡、そして新作ご案内

懸賞 2018年 10月 28日 懸賞

皆さま、こんにちは。

先週の日曜日から楽しい事、満載でした。

21日:女性3人で中華街に行って来ました!
ベルばらのトリックアートを見て大盛り上がり!
その後中華の食べ放題へ行って手相占いもしてきました!

27日:米津玄師氏のライブに行って来ました!
実は米津氏を私は知らなかったのですが(スミマセン)チケットが取れるというので急きょ曲を叩きこみ幕張メッセまで行って来ました。2万人だったそうです!
会場はさながらイントロクイズのように前奏の1音目でみんなが歓声をあげる(ファンすごい!)
そして、舞台構成が上手い!!曲の順番や音響や照明技術がものすごかったです。
Lemonは、み~んな泣いてました。
その空気感の中にいられたことが何より楽しかったです。

28日:大谷石の発掘城跡見学に行って来ました!
前から行ってみたかったのですが、ものすごい広大な地下城のようで人間の力ってすごいな~と思いました。あれだけの石を掘り出すのは本当に大変なことだったでしょう。
素晴らしい見学でした。

毎週毎週遊んでいますが…
新作もチョロッと書いています。

5章まで書き終わりました。
7章の予定でしたが、こりゃぁ7章じゃ終わらん…
書き終わりましたら、また公開日等ご連絡します。

題名だけは決まっています。

「約束のピンキーリング」です。

よろしくお願いします。



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# by ichigo-ichigo205 | 2018-10-28 23:38 | 日記 | Comments(0)

来世でも

懸賞 2018年 10月 11日 懸賞


人間の50年はきっと悟には一瞬に思える事だろう。

1千年をいい加減に生きてきたと言っていた。

それでも私に出会った3年間は毎日毎日、大切に生きてくれたように思う。

50年たった今でもあの3年間を思い出して生きている。

あの3年間が私と悟の全てだった。

悟の子を産んで、大事に大事に育て上げた。

あなたは人間ではないと小さい頃からそれとなく教えて伝えて
それでも成人するまでは半信半疑だった。

今目の前にいる50歳になる私の息子は
見た目は20代の青年にしか見えない。

「これから先、950年を有意義に過ごして。
たった一人の花嫁を見つけなさい」

その若い頬に手を伸ばす。

自分のしわくちゃになった手に悟と別れた年月を感じる。

「一人にさせてごめんなさいね」

悟は一人の時間をどんなに寂しく思った事だろう。
その寂しさを息子に味あわせたくないと思っていただろうに。

結局私も人間だ。
そろそろ天寿を全うする。

悟に恋い焦がれ
悟だけを愛し
悟の忘れ形見を大事に育ててきた。

その人生も終わろうとしている。

霧となった悟にあの世で会えるのだろうか。

「来世では、普通の人間の親子として会いましょう」

息子は静かに泣いていた。

あなたが天寿を全うする950年間
私は、そっと転生を願って待っているわ。

悟。
あなたが自分の弱さと象徴した息子は
私の強さの象徴でした。

あなたの思い出だけを抱いて人生を全うしました。

ありがとう。
来世でも、永遠の番いに―――


END****










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# by ichigo-ichigo205 | 2018-10-11 15:19 | ・永遠の番い | Comments(2)

またあした

懸賞 2018年 10月 07日 懸賞

「じゃぁおやすみ」
「うん。また明日大学でね」

里香との電話を切って、電話をじっと見つめる。

『また明日』

何気ないその口約束は、当たり前のように毎日繰り返されて
当たり前のように翌日に会い
当たり前のようにまた明日の電話の最後にもどちらかが言う。

この何気ない当たり前の言葉にどれだけの幸せが詰められているのか
里香は感じているだろうか。

里香に・・・一方的に別れを告げられて
着信拒否をされていると知らずに何度も送ったメールの思いは
今どこに行ったのだろう。

話したいときに話せる。
メールをしたいときにメールが出来る。

その幸せにあの時の思いが救われる気がした。

じっと電話を眺めていると急になりだした電話は里香からで
「どした?」
何かあったのかと、急いで電話に出る。

「ううん。なんか電話を切った後さみしくなっちゃって」

そんな里香が可愛くて
そのことを素直に言ってくれることに嬉しくて
小さく笑えば

「笑ったな!」

と少しむくれる里香が安易に想像できる。

「明日、朝一番で会いに行くよ」

そう言えば

「ずっと一緒にいられればいいのに」

そんな可愛いことを言う。

「なに?それってプロポーズ?」

茶化して言えば

「え?え?え?え?ちがっ」

慌てた里香も可愛くて
もう少しからかおうとしたけど

「うん。プロポーズは俺にさせて」

そう本音がつい口から出た。

「そうく・・・ん」
「ちゃんと俺がするから、待ってて」
「うん」

「まださみしい?」
「さみしく・・・ない」
「よかった」

「おやすみ」
「おやすみ」

「またあした」


END****





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-10-07 01:53 | ・カウントダウン | Comments(0)

アラーム

懸賞 2018年 09月 20日 懸賞

金曜日、1週間の仕事の疲れを身体で感じて、同僚とご飯を食べて帰ってきた。
しずかは忙しいらしく、明日の土曜日のデートもキャンセルの連絡が入っていた。

「明日は久しぶりにゆっくり寝よう」

この1週間はハードだった。

ゆっくりお風呂に浸かって、髪にトリートメントをした。
普段は洗うだけで精一杯。

髪を乾かして、顔にパックシートをして軽くストレッチをする。

今週の仕事を軽く思い出して
来週の仕事を思い浮かべる。

アラームをかけた時計を見ると後10分。パックが終わったら寝よう。

その時、玄関のドアがガチャガチャっと音がしてしずかが入ってきた。
「優衣、いるよな?」

ちょっとちょっと!
「来るなら言ってよ!」
慌ててパックをはがそうとする私の手を
「おっと。そのままでいいって」
と、止めた。

「メールしたけど?」
お風呂に入って、そのままチェックしていなかった。

「あのさ~?いくら彼氏でもこーゆー舞台裏的な事見せたくないんだけど・・・」
「ん?別にいいじゃん」
「いやよ」

「俺のために綺麗にしてんだろ?」
このオトコは・・・

「俺のために努力してくれてんだろ?」
このオトコは・・・

「その気持ちが可愛い」
この、オトコは・・・

「でも」
なによっ
「優衣はきっと年をとってもかわいい」
「・・・・」

ニヤッと笑いながら、そんな事を言うから
自分でも分かるぐらい赤くなった。

その時、パック終了のアラームが鳴って
意地悪な顔をしながら、しずかがそっと私のパックに手をかけて剥がした。

「優衣、まっか」

そう言って美容液がたっぷりしみ込んだ頬を人差し指でプニプニした。

「やっとキスできるな」

笑いながら顔を近付けて

「ただいま」

と、唇をかさねた。

END****





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-09-20 14:06 | ・キスマーク | Comments(2)

花火大会⑩

懸賞 2018年 09月 06日 懸賞


横浜の花火大会は、学生時代に来たきりで
思い出の中にある人ごみよりもさらに凄い人の波だった。

「会えんのかよ」

待ち合わせ時間を過ぎて
若干不安になった待ち合わせは桜木町駅で
「え~。職場の駅?」
と、美咲は嫌がっていたけど、もうここまでくれば
隣の関内駅だろうと、会社の人に会う確率は同じな気がする。

あんだけ社員数が多い職場で、横浜の花火大会で誰にもあわないはずはない。

「山崎!」

人の波を縫うように近づいてきた美咲は浴衣姿だった。
「浴衣着てきたんだ」
俺の思わず言ったその言葉に美咲はちょっとムッとして

「なぁに?嫌だった?遅れて悪かったわね」
「いや、俺も着てくれば良かったと思って。可愛いよ」
そう言った途端、照れてそっぽを向いた。

うん。可愛い。

「もう。何言ってんのよ。行こ」

改めて、この子と付き合えて嬉しいと思う気持ちが胸いっぱいに広がって
「危ないから」
と口実に手をつなぐ。
何回もつないできたはずの手なのに、いつも嬉しい。

「ちっちゃい手だなぁ」

「そう?」

俺の手のひらにすっぽり隠れる手のひらは絶対俺が守ってやると思わせる。

会社にほど近い横浜港から、花火が上がるのを2人で混みあう人ごみの中で顔をあげた。

あまりの混み具合で
俺は後ろから美咲を抱きしめるようにそっとくるむ。

浴衣姿の彼女に、他の男が触れないように。

「来年も来よう」
「うん。山崎と一緒に来たい」
「だな」

来年も一緒に見ようと約束できる当たり前が幸せ。

小さい手のひらをくるむことのできる当たり前が幸せ。

俺は花火を見上げる美咲のうなじにそっとキスをした。


END****





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-09-06 13:16 | ・乙女☆大作戦 | Comments(0)

花火大会⑨

懸賞 2018年 09月 03日 懸賞


田舎のお祭りは威勢がいい。
特に夏まつりは、お盆休みで帰省した若者たちが集まって
普段の町の人口の何倍かに膨れ上がる。

小さい時に行ったお祭りに、奥さんや子供を連れて自分の田舎を誇りに来る。
そしてご先祖様の霊を慰めるように華やかに花火が上がる。

箪笥の1番下の引き出しの奥に、豪のお母さんの浴衣が仕舞ってあったのを見つけたのは夏の衣替えの時だった。

「あ、おふくろの」

それだけ言って懐かしそうにその浴衣を着た私を豪は眺めた。

「ばあちゃんが、盆休みに来るおふくろのために用意してたやつだ」

豪の父親の故郷のこの土地にはお盆休みに毎年家族で帰って来ていたらしい。

でも結局、豪の両親はこの土地にUターンする事はなかった。
都内と横浜の一等地に有名なレストランを開いて、今は豪にレストランの経営を任せて
横浜で優雅に暮らしている。

私も横浜に帰るとお邪魔する。
2人の息子たちはこの夏中、横浜に遊びに行っている。

「へぇ。懐かしい。その浴衣を着たおふくろと俺の小さい頃の写真がどこかにあったはず」
「わ!見たい!」
「探してやるよ」

「響子が着てくれて、ばあちゃんも、喜んでる」

そう言った豪は日焼けしてがっしりした身体に浴衣が良く似合ってる。
前が少しはだけて、やけに色っぽい。

この浴衣はおばあさんが豪のために縫った浴衣だ。

「私より色っぽい・・・」
ちょっと拗ねてそう言えば
「何言ってんだよ」
そういって、私の胸元に手を入れようとする。
「もう!」

おいたする手をパチンと叩いて

「奏くん達も来るんだから。いい子にしてて」
「はいはい」

痛くない癖に痛そうに手首を振った。

「こんばんは」

ガラッと引き戸を開けたその先には、同じく浴衣姿の奏くんと茜ちゃんがいて。

茜ちゃんは初めてのこの土地に戸惑いながらも嬉しそうに下駄を鳴らしていた。

「奏くんのお母さんが私にも浴衣を用意してくれていて」

あぁ、上手く行ったんだ。
奏くんとお母さんはピアノの事でギクシャクした関係で
そのまま海外留学をしてしまった奏くんは、やっと数年振りかでお母さんに会いに来た。

自分の息子に過度な期待と重圧を与えてしまった後悔と、そして隠しきれない息子への落胆を
小野寺さんはいつも悔いてきた。

奏くんも、母親の期待に応えられない自分と、その自分を受け入れてもらえない葛藤の中で
母親に甘えたい時期をずっと孤独に過ごしてきた。

いくつになったとしても、和解出来て良かった。

「さぁ、行きましょうか!」

ドーーーンッッッ

と、花火の一発目が上がる音がした。

「茜さん早く!」
「待ってよ」

先に玄関を出た2人を嬉しそうに見る私に
「響子、帰ってきたら一緒に風呂に入ろうぜ」
なんて、豪がニヤッと笑った。

「じゃぁ、みんなにりんご飴買ってよね!」

私は笑いながら玄関をかけだした。

END*****





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-09-03 15:25 | ・田園シンデレラ | Comments(0)

花火大会⑧

懸賞 2018年 09月 02日 懸賞

暑い暑い夏。
自由に取れる夏季休暇を少し早めに申請した。

8月7日の花火の日に、山梨の花火大会に金子さんと一緒に行くためだ。
花火の街として有名な市川三郷町での花火大会に行こう。と金子さんが誘ってくれた。

ホームページで過去の画像を見るとものすごい花火で
さすが花火の街!と思うような花火だった。

ワクワクして朝早く家を出て山梨に行く。
渡されている金子さんの部屋の鍵で家主のいない部屋にそっと入る。

金子さんは午前中だけ仕事に行っている。

家事が出来るらしい金子さんの部屋はいつもきれいで
今日も私がやることはない。

「さて」

横浜から持ってきた荷物の中から浴衣を出す。
荷物になるから下駄は持ってこなかった。
サンダルで許してね。

つくり帯で簡単に着つける。
1人でも、着付けを知らなくても簡単に着られる浴衣に感謝だ。

「ただいま。真樹、来てる?って・・浴衣持って来たんだ?」

玄関でびっくりした顔で私の浴衣姿を眺める。

うん。この顔が見たかった。
持ってきてよかった。

「この部屋からも小さいけど見れるよ。出かけるのやめようか」

ハグしながらそんなことまで言う。

「行きたい。せっかく金子さんの住む山梨のお祭りだもん。
夏休みを取ったから2泊はいられるよ」
「え・・・明日以降も休み取ったの?言えよ~だったら俺も取ったのに」
「金子さん今忙しいじゃない。今日だって半休取るのやっとだったでしょ」
「そうだけど・・・」
「朝、送り出して、夜、お出迎えしてあげる」
「あ~・・・それいいな」

ぎゅーっと私を抱く腕に力を込める。

「さ、行こう!金子さんの住む山梨の花火大会に!」

END*****




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# by ichigo-ichigo205 | 2018-09-02 22:43 | ・噂をすれば恋 | Comments(0)

花火大会⑦

懸賞 2018年 09月 02日 懸賞

今年の花火大会はことごとく見逃した。

私が常務と出張だったり、ツカサが海外出張だったり。
お互いに出張が続いて、月の半分以上顔を合わせないことはよくあるけど
それがことごとく花火大会と重なった。

南米出張のツカサが帰ってくるなり
「明日の日曜日、紗江子さん休み?」
と、ネクタイを緩めながら聞いた。
「うん。明日は休める」
「良かった。なら実家に行こうか」
「うん。明日香達呼ぶ?」
「もう連絡した」

長期の出張で、久しぶりに見るツカサは日焼けしてさらにいい男になっていた。

「その顔で出勤したら、女の子たちがまた騒ぐね」
「ん?」
「いい男になっちゃって」

10年間、成長を見続けてきたひとりの男の顔をなでる。

「何?急に」
「ううん。イイ男に成長したなぁ~って」
「そりゃそーでしょ」
自信ありげにニヤッと笑った。
「紗江子さんの隣に並んでも見劣りしない男になるために、
それだけを考えて日々を過ごしてますから」
少しおチャラけていうその言葉は、実際にはすごく努力している証だ。

翌日、疲れを取って夕方近くに森川の実家に行けば
明日香と啓はすでに来ていて浴衣姿だった。

「わ!明日香可愛い!」
「紗江子ちゃんのもあるよ」
「え!」
「ツカサ君が、今年は紗江子ちゃんと花火大会に行きそびれたから、みんなでやろうって。
サプライズでしたいから悪いけど紗江子ちゃんの浴衣も用意してほしいって
昨日連絡してきたんだよ」

え・・・・

「俺には花火を買っとけって言いつけやがった」
「言いつけたなんて人聞き悪いな。兄貴」
「ま、いいけどね」

「兄貴も明日香さんもありがとう。紗江子さん着替えておいでよ。
手持ち花火だけど、みんなでやろう」

「あら、花火?いいじゃない」

森川のお義母さんたちも家から出てきた
「ツカサの案?」
「買ってきたのは俺ですけどね!」

いつものようにみんなで啓をいじって笑って。
みんなで花火をした。

「はい。これで最後。みんな1つづつ持って」

と啓がみんなに線香花火を渡した。

「今年は忙しくてごめん」
ツカサと二人並んでジーッと小さな音がする線香花火を眺めながらツカサがそう言った。

「ううん。みんなでする花火のほうが幸せ」

ツカサと結婚してよかった。

「ツカサ、だ~いすき」
「俺も。どんな花火よりもきれいな紗江子さんが大好き」

周りのみんなに聞こえないように小さく小さく愛をつぶやいた。

END****



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# by ichigo-ichigo205 | 2018-09-02 00:18 | ・キスの花束を | Comments(0)

花火大会⑥

懸賞 2018年 08月 28日 懸賞


「直子、今から町内のお祭りだけど一緒に行かねぇ?」

春先にフラれて、ボーっとしている事が多くなった。

何も考えずに仕事をすれば
残業する程多くの仕事を抱えているわけではなくて
毎日のように5時に上がれる。

好きだった人にいつ誘われても良いように
ここ1年ぐらい友達と遊びに行ってない。

こんな時に、泣きながら愚痴を言って
慰めてくれる友達なんかいやしない。

隣の家の3つ下のクソ坊主が、気にしてくれるけどガンムシだ。
年下は興味ない。

「行かない」

昔よく2人で行った町内のお祭りは
大きいわけでもなく、短い商店街に露店が出る程度だ。

「行こうぜ。近頃ふさぎこんでるだろ」
「あんたに関係ない」
「フラれたぐらいでなんだよ」
「うるさいな!」

こいつは年下とは思えないほど遠慮がない。

「だから、俺にしとけって言ってんだろ」
馬鹿じゃないの?
「年下には興味ないから」

年下には興味ない。

ううん。他の誰にも興味ない。

「なぁ、俺だってしっかり社会人してんだよ?」
「へぇ~」

「もう3つ下の隣のクソ坊主じゃねぇんだよ?」
「へぇ~」

「って、死ぬまで3つ下だけどさ」
「だね」
「クソッ。こんなこと言いたいんじゃないのに」
「悪いけど、ほっといてくれない?」

無表情でそう言えば、いきなり目の前が真っ暗になって何事かと思った。

一瞬ビックリした後、ああ、祥一に抱きしめられてるんだ。と気が付いた。

「直子バカじゃねぇ?」
「・・・・」
「お前純粋なくせに、遊んでるオンナの振りして」
「・・・・」
「そいつのそばに居たいからって、遊んでるオンナのふりして」
「・・・・」
「いつそいつから声がかかっても良いように、友達全部切って」
「・・・・」
「それで、本気の女と両想いになったからってあっさりフラれて」
「・・・・」

「直子、ほんとにバカじゃん」
「・・・・うん」

「だから!だから俺にしとけって前から言ってんだろ!」

涙が出てきた。
フラれてから、ずっと泣けなかった。
眠れなくて、辛くて、寂しくて、悲しくて。
それでも泣けなかった。

加賀くんが幸せになれるのなら、それでいいと思った。

「ほら!浴衣着ろ!」

祥一は、勝手知ったる私のタンスから浴衣を出した。

「俺のために着ろ!」

「・・・」

「んでお祭り行くぞ」

「・・・・うん」

「これからは俺にしとけ」

「・・・・」

「そこは、即答するところだろ!」

「あっはっはっは」
久しぶりに笑った。

うん。
すぐに加賀さんを忘れられる訳はない。
こんなに好きだったんだもん。
でも、きっと祥一はそれも分かってる。

でもゆっくり忘れて行こうと思う。

「忘れられるかな?」

ほんの少し気弱に言えば

「直子の事『吉村ちゃん』なんてふざけた呼び方するオトコなんか祭りから帰ってきたら忘れてるさ」

ニカッと笑った祥一は3つ下とは思えないオトコの顔をしていた。

END****



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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-28 13:55 | ・蛍の想ひ人 | Comments(6)

花火大会⑤

懸賞 2018年 08月 27日 懸賞


昨日のお昼過ぎに、駿ちゃんが
「明日休みになった!」
と嬉しそうに電話してきてくれて

「みんなで集まろうか?」
と言ってくれた。
近頃駿ちゃんはものすごく忙しいらしくて
みんなで会うのは久しぶりだ。

「じゃぁ、料理は全部作るからチコちゃんとのぞみちゃんに浴衣で来てって伝えて!」

料理を作るのは苦じゃない。
花火大会をみんなで見れるチャンスなんかそうそうないもの!
せっかくだから浴衣で集まりたい!

「料理1人で大丈夫か?」
「大丈夫!」
「買ったっていいと思うけど・・・」
「大丈夫!作りたいの!」

それから下ごしらえをして
翌日は早々に料理は作り終わった。

私も浴衣を着ようとしたところで
「花ぁ、俺も浴衣あったっけ?」
「え!駿ちゃんも着てくれるの?」
「山田が着ろって言うから」
山田さんナイス!

夢ちゃんの会社のブランドの今年の新作を夏の初めにもらったんだった。
色違いでお揃いの浴衣だ。

「え?花と色違いのお揃いなの?」
「やだ?」
「いや。嬉しい。こんなのあるんだ」
「夢ちゃんがくれたの」
「へぇ~。たまにはあいつもやるな」
「これ素敵だよね」

2人でお揃いで着ると夫婦だなぁって感じる。

「花、可愛いよ」
「駿ちゃんもとっても素敵」

「いつもありがとう。みんなを呼んじゃってごめんな」
「ううん。私もみんなに会いたかったから」
「その代わり、早く帰そうな」
「え?」

「みんなが帰った後、たっぷり可愛がってやるよ」

駿ちゃんは私のほほにチュッとキスをした。

END****






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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-27 14:30 | ・花の咲くころ | Comments(0)

花火大会④

懸賞 2018年 08月 26日 懸賞


横浜駅はものすごい混みようで、浴衣姿のカップルがどんどん根岸線のホームへ向かって行く。
今日は横浜の花火大会だ。

昨日山田さんから急に
「明日の花火大会、行ける?」
と電話があって
「行く!」
と即答した。

「楠に誘われてるけど、楠のマンションでいい?」

近頃経管は忙しくて
山田さんとのデートもままならないから楠さんや野口さんに会っていない。
チコちゃんや花ちゃんにも会いたい。

「うん。おじゃましたい」
「じゃぁ、言っとく。料理は花ちゃんが作ってくれるらしいから
酒だけでも持って行こう。
あ、あと、浴衣で来いって」

そう言われてお母さんに慌てて浴衣があるか確認して。
お母さんの若い時の浴衣をタンスの奥から引っ張り出した。
レトロな柄がとってもかわいい。

「買いに行けば?」
とお母さんは言ったけど。これがいい。
お母さんがお父さんとデートの時に着た浴衣だもの。

「山田さんまで浴衣だとは思わなかった!」
人混みの中で待ち合わせ場所にいる山田さんは
早く来ていたのか少し着崩れていて、それもかっこいい。
「野口が着て来いって言うから」
そう笑ってから

「のぞみちゃん、浴衣姿可愛いね」
そう言って、会社での顔からは想像できないほどやさしい顔で
その場でパシャっと二人の写真を撮った。

「常務に送ってやろう~っと」

ニヤニヤしながら携帯を操作して。
なんだかんだ言いながらお父さんと仲がいい。

山田さんは私の手を取って、人の波に乗った。

「今日は浴衣の女の子が多いな」
近頃はまた浴衣ブームだ。
「でものぞみちゃんが1番可愛い」

照れもせず、優しく笑いながら山田さんはそう言ってくれるから。
この浴衣着てきてよかった。

「山田さんもかっこいい」

私たちは人混みの中でギューッと手をつないだ。

END****








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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-26 14:18 | ・恋心あれば水心 | Comments(0)

花火大会③

懸賞 2018年 08月 25日 懸賞

「わ~チコちゃん可愛いね!」

経管の8月の中旬はいつも忙しくて
毎年お祭りや花火大会はあきらめている。

それなのに昨日になって急に休みが取れたと野口さんから連絡が来て
久しぶりに楠の家で集まろうぜ!と言ってきた。

楠さんの奥さんの花ちゃんは料理上手で
「料理は全部任せて!だから浴衣着て来てね」
と言ってくれた。

楠さんのマンションは10階で丁度横浜湾が見渡せる場所だからだ。

デートを何回しても浴衣姿で野口さんと会うのは初めてで
ドキドキする。

でも、野口さんも浴衣姿で
「野口さんもかっこいい」
野口さんの浴衣を見るのも初めてだ。

「楠が着て来いって言うから」
なんて照れてたけど
わ~似合う!

いつもスーツ姿で忙しく仕事をして。
そんな野口さんの浴衣姿を見れるのは私だけなんだなぁ~と思ったら
すごく嬉しくて。

「野口さん大好き」
素直に言葉に出ていた。

「やめる?」
「え?」
「楠に行かれなくなったって言おうか?」

「もうっ」

野口さんのそんな言葉にくすくす笑って。

今日は初めて野口さんと花火を見に行きます。

END***





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-25 14:17 | ・嘘つきは恋の始まり | Comments(0)

花火大会②

懸賞 2018年 08月 23日 懸賞

オープンキッチンのカウンターに置かれている椅子をくるりと回して壁一面の窓の方へ向けて座る。

高層マンションから見る花火は地面から見る花火とはまた違った感覚だ。

真上ではなく『少し上』で花火が花開く。

「浴衣を着て来てくれるとは思わなかった」

カウンターに置かれたワインのボトルは
石島さんの会社が今年輸入を始めたワインだそうでとっても飲みやすい。
オーガニックレストランでだけ、飲めるらしい。

「ん?なんで?」

部屋を真っ暗にして
花火の音と閃光だけが部屋を包んでいた。

「外に行く訳じゃないから、普段着の方が楽だろう?」

そう言って、私の襟足を触る。

「この、浴衣の襟から出てるうなじ、凄い色っぽいな」

髪をアップにして、いつもは見せないうなじを見せる。
なんだか恥ずかしくなって、手で隠せば
石島さんは意地悪く笑ってその手を外し、そこにキスを落とした。

「ここにキスマークをつけたら帰れないな」

そう言って、今自分がキスをした私のうなじを親指で撫でた。

「つけなくても、帰らないわよ」

くすくす笑ってそう言えば

「花火が明るいうちにベッドに行く?花火の下で抱きたいな」

「だめ。花火は来年まで見られないもの。
一緒に見たいわ。そのために浴衣を着てきたんだもん。
花火が終わったら、抱いて」

「ライバルは花火だったか」
石島さんはそう苦笑いして、グラスのワイン越しに花火を見た。


END****






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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-23 13:05 | ・心も抱きしめて | Comments(0)

花火大会①

懸賞 2018年 08月 21日 懸賞

「お母さん!これでいい?」

私の25年前の浴衣を着て、のぞみがせわしなく鏡の前でクルクルする。

「新しいの買えばいいのに」
「これでいいの」

25年前に、新田くんのために買った浴衣だ。

「こんな柄、今はないし」

レトロなのが逆に娘に喜ばれる。

横浜の花火大会に、休日出勤だった山田君が急に都合がついたようで
昨日から大騒ぎだ。

「さぁ、行ってらっしゃい」

歩きにくいだろうと少し早めに娘を送り出して
リビングに戻れば25年前から大好きな人が、読んでもいない新聞を広げていて
「行ったのか」
なんて平静を装って私に聞いて来る。

「気になるなら自分で見ればいいじゃない」

山田君に不満はないくせに難癖をつけたがるのが父親の様で。
だから私もからかってみる。

「経管だしね」
「ん?」
「山田君、いい人だけど経管って言うのが難よね」
「なんだ?経管の妻になった癖に」
「だから、よ。良く分かるわ」

そう言って、元経管の男の隣に座る。

「へぇ」
「夜は遅いし、休日出勤はするし」
「うん」
「仕事が大好きだし」
「そうだな。ありがとう」
「文句を言ってるんですけど」
「それでも、愛してくれてるんだろう?」
「まぁ、ね」

「洋子も早く浴衣を着ろよ。加賀の家に行くの遅れるぞ」
「もう!話をそらして!」
「1年に1回の洋子の浴衣姿を見るのが楽しみなだけだよ」
「でも、経管は浮気しないのよね」
「そう。洋子だけ」
「のぞみも幸せになれるわね」
「山田が浮気したら左遷だしな」

そんな言葉に私は苦笑いして、
「浴衣着てくる。ちょっと待ってて」
私も好きな人のために浴衣に着替える。


END*****





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-21 15:29 | ・キミの体温 僕の吐息 | Comments(0)

風が吹き始める日

懸賞 2018年 08月 19日 懸賞

由布子さんと結婚しようと決めて
善は急げと準備をする時点で

案の定、というか、ここか、というか、想定内、というか
結婚にストップがかかった。

母親「たち」だ。

「博之があんなことになって、由布子さんと思い出に浸り合っていたことは
今となっては申し訳なかったと思うわ。
私が寂しいから、由布子さんを道連れにした感じになってしまったけど
由布子さんは早く博之を吹っ切って幸せを探さなきゃいけなかったのにね」
「おばさん・・・」
「でも、ごめんなさい。信之も私の大事な息子なのよ。
博之を忘れ切れていない由布子さんと一緒になっても幸せになれるとは思えないわ」
「・・・・」

「私も、反対よ」
由布子さんのお母さんが静かに話し出す。
「博之君と由布子は誰しもが結婚すると思っていたわ。
だから博之君があんなふうになったときの貴女を母親でも見てられなかった。
加賀さんと博之君の思い出を話すことで保っていたのよね。
でも、それと、博之君の弟の信くんと結婚するのは別よ。
貴女、一生博之君から離れられないわよ」

2人の言葉はそれぞれの子供を思いやる気持ちで
俺たちはそれが分からないほど子供でもなく
反対を押し切ってまで結婚する気はなかった。

「全員に祝福してほしい」

由布子さんが俺に出した唯一の結婚の条件だったからだ。

うん。俺も全員に祝福してほしい。

兄貴にも―――

「二人の心配は良く分かるよ」
「信之」

母親の辛い顔を見るのは俺も辛い。

「でも、別に俺たちは兄貴を無理に忘れようとはしていないんだ」
「信之!」
「信くん・・・」

「俺たちは兄貴の思い出も含めて結婚したいんだ」
「・・・・」

「決して傷の舐め合いじゃないよ」
「・・・・」
「本当に穏やかな気持ちで兄貴を含めて、なんだ」
「・・・・」

「俺の人生で兄貴を消せるわけはないし、由布子さんの人生でも、だ」
「うん。そうなの」
「母さんたちも、だろ?」
「・・・・」

「忘れる必要はないんだ」
「信之」

母さんが人前で兄貴の事で泣くのは久しぶりだ。
母さんはずっと独りで泣いていた。

「でも、なんだか信之が可哀そうに思えて」

あぁ、俺のために泣いてくれてるのか。

兄貴が亡くなって、しばらく母さんの頭の中は兄貴の事だけだった。
母さんの生活の全てが兄貴のことを想い出すことだけで費やされた。

俺は半分は忘れられた存在で
兄貴を思い出させるこの顔は
大人しく過ごすことがこの家での暗黙の了解だった。

そんな俺のために泣いてくれるんだ。

俺も母さんの息子なんだな。

「可哀そうなんかじゃないよ。
最高に幸せだよ。兄貴が亡くなって6年。
やっと由布子さんが俺に振り向いてくれたんだ。
やっと兄貴が俺に由布子さんを託してくれたんだ」

「・・・・」

「だから、全員に祝福してほしい。
母さんにも。由布子さんのお母さんにも」
「・・・・」

「あなたは、それで幸せなのね?」
「もちろん」

「由布子は?博之君の『弟』じゃなくて信くんが好きなのね?」
「うん」

全員に祝福してほしい。
一点も曇りのない心で。

なぁ、兄貴。祝福してくれるんだろう?

さて、み~んなで式場見学に行くか!

END****





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-19 11:14 | ・蛍の想ひ人 | Comments(0)

ケンカ♪

懸賞 2018年 08月 16日 懸賞

神戸に来て、一緒に生活するとほんの些細なことがお互いに気になったりすることがある。

ケンカまではいかないけど、主張をしあうことはある。
でもまぁ、人生初めての同棲はまずまず上手くいっていると言っていい。

なんて、満足げに夕飯を作っていたら、ふとあることに気が付いた。

ケンカしないんじゃない———

ケンカにならないように三浦さんがいつも先に上手く譲ってる?

そう考えだしたら、ここ数か月の三浦さんの言動を次々と思い出した。

夕飯を作る手を止め、テレビを消してソファーに座り込む。
う〜ん。考えれば考えるほど、三浦さんが上手く
私が嫌な気持ちにならないように立ちまわっている・・・

「ただいまー」
何時間考えていたのか、三浦さんが帰って来ちゃった。
まずい!夕飯の用意が途中だ!

「あれ?まみちゃん?まみちゃんおる?」

電気もついていない部屋にびっくりしたようで
バタバタと玄関から入ってきた。

「お帰りなさい」

真っ暗な中でソファーに座り込む私にさらにびっくりしたようで

「なんかあったん?」

と、電気をつけて隣に座り込んだ。

「う〜ん。あったというか、気が付いたというか・・・」
「な、何に?」

「三浦さんとケンカしないな〜と」

「は?ケンカしたいん?俺は したないんやけど」
「いえ。そうではなくて。
ケンカしないんじゃなくて、ケンカする前に三浦さんが上手く譲ってると気が付いたの」
「・・・うん。それで?」
「それって、三浦さんストレスたまらない?」

「なんや・・・そんなことか」
「重要よ!だってこれからずっと一生一緒にいるんだよ!」

「うん」
と言って三浦さんは嬉しそうに私を抱きしめる。

「全然ストレスなんか感じてへんから。
それに、まみちゃんのしたいことが俺のしたい事やから」

でた。三浦さんの甘やかし。

「それより、ずっと一緒におるってまみちゃんの言葉で聞くとめっちゃ嬉しい」

もう・・・三浦さんさんったら。

「あ!夕飯つくりかけだった!」

「そうなん?」
「うん。作ってる最中でそれを思ったらなんかじっくり考えてた」

「夕飯中断してまで俺の事、考えとったん?」

うん?まぁ、そうだけど・・・

「まみちゃん愛してる」

三浦さんは嬉しそうに私にキスをした。

「もう。私も愛してる。夕飯作っちゃうから着替えてきてね」

ケンカは当分しそうにない。


END****


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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-16 08:01 | ・素肌のままで | Comments(0)

君が泣かないためならば

懸賞 2018年 08月 10日 懸賞


好きな人がいる。

入社以来ずっとずっと好きな人だ。
手の届かないところで笑っていた。
幸せそうに笑って、幸せそうに綺麗になって行った。

友達としてそばにいられればいい。
せめてもの願いとして、友達としてでもそばに居たい。

そう思って来た。

その人の幸せだけを願って
その人の笑顔だけが見たかった。

その人を幸せにするのが俺じゃなくても
その人を笑顔にするのが俺じゃなくても
そばにいられるだけで十分だと思った。

男と別れて
心からの笑顔が見られなくなって
俺は何も助ける事が出来なかった。

そばに居ても、その人を幸せそうに笑わせる事は出来ない。
自分で自分のふがいなさに、泣けてきた。

やがて、俺の気持ちにほんの少し答えてくれて
彼女の隣の席に座る事が出来た。

夢みたいだった。

でも明日香―――

本当はあいつを心の奥底で忘れていない事は分かってる。
2番目でも良いんだ。
そばに居られるなら。

2番目でも良いんだ。
そばに居てくれるなら。

そう思って来た。

だから、俺が全部かぶってやるよ。

幸せになれ。明日香。

俺が幸せに出来るのなら1番いいんだけど。
でも、それは出来ないんだよな。

大好きだよ。
世界中で誰よりも。

例え、世界中の人が俺をカッコ悪いと笑っても
君が泣かないためならば俺は何でもしよう―――


END*****


皆様、残暑お見舞い申し上げます!
まだまだ暑い日が続きますのでご自愛ください

 2018/夏 いちご








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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-10 14:51 | ・君が泣かないためならば | Comments(0)

夏の名残り③

懸賞 2018年 08月 02日 懸賞

デートの場所をどこにするか、で綾香と口論になって3日。
お互いに何でも言い合う関係はとっても新鮮だ。
俺の言葉を、むくれながらも反撃してくる女子はそうそういない。

「もう知らない。当分話しかけないで!」

と、目に見えて怒りながら離れていく綾香を可愛いとさえ思った。

口論の後なのに、その後ろ姿を見てプッと笑いがこみ上げた。

さて、しばらく話しかけないようにするか。

そんな時、近頃、ビーズアクセサリー作りに凝っている妹から、駅前のファンシーショップで「この」ビーズを買ってきて!と
写真付きのメールが来た。

「自分で買いに行けよ」
そう呟きながらも、似合わないお店の中で画像を見ながら同じビーズを探す俺は
世の中の類にもれず、妹に甘い。

「高っ」
こんなちっちゃいもんがこんな値段すんのかよ。
そう思いつつ、レジに並んでいると、いつだったか、桃花ちゃんを騙したフェロモンの液の小瓶が売っていた。
俺は苦笑いしながらそれを手に取った。

「綾香」
次の日、構内で見つけた綾香を呼び止める。
「何よ!当分話しかけないでって言ったでしょ!」
「ほら」

おもむろに差し出した瓶は緑色の液体で。
「な、に。これ」
「フェロモンの液」
「・・・・」

そう言って蓋を開ける。
まだ新しいからメロンの匂いがして
「嗅げよ」
と、近くに差し出した。

「・・・・」
「何だよ?」
「ブルーじゃない」
「あ?」
「桃花ちゃんが、白木が持ってるのはブルーのだって言ってた」
「あ、ぁ」
「なんで入れ替えたの?」
「なくしたんだよ」
「うそ!絶対なくしてないのに。なんでブルーじゃないの?」

「お前さぁ、ガサツなくせに、変なところ細かいよな」
「ガサツ?あんた彼女の事ガサツだと思ってんの?」
「いや・・・」
「ガサツだと思ってんのね!」
「つつましくはないだろうが!」

「まぁ、ね」
「だろ?」
「うん・・・」

「で!話がそれた!なんでブルーじゃないの?」
「いいだろ」
「言いなさいよ」

「ったく・・・・
ブルーのはいやだろ?乃恵ちゃんも知ってるから。
どうせお前の事だから『乃恵にも嗅がせたんじゃないの』とか言い出すだろ」
「・・・・」

「だから、昨日作ったんだよ」
「・・・・」
「これ瓶も新しいやつな。買ったの」
「わざわざ?」
「わざわざ!」

「私のために?」
「そう!」
「私と仲直りするために?」
「そう」
「・・・・」

「仲直りしてくれる?」
「・・・・それ嗅いだら、仲直りする」

「良し。そのまま、俺の事もっと好きになっちゃえ!」


END****




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# by ichigo-ichigo205 | 2018-08-02 13:49 | ・恋のばんそうこう | Comments(2)

トリプルお礼☆

懸賞 2018年 07月 25日 懸賞

皆様、お暑うございます。

今回はお礼を3つ。

1つ目は、明日で最後の章を公開予定の「恋のばんそうこう」ですが
「恋のばんそうこう」のネーミングアイディアを頂いた「こもも姫」にお礼を言いたかったからです。

こもも姫とはケータイ官能小説さんの「先生、早く縛って」で書庫化されました、ももはちゃんのお嬢様です。
こもも姫は、も~サイコーのワードセンスを持っていて私は大大大ファンなんです!!

昨年、ももはちゃんと話していて、こもも姫が言った「恋のばんそうこう」に感激して、ももはちゃんに「いつかこの題名で話を書かせて!!」とお願いしていました。

今回、書く前も「本当に書いていい?」と確認したところ快諾していただき
この題名で公開が出来ました。

こもも姫、ももはちゃん本当にありがとうございます。
心からお礼申し上げます。

チャーミングプリンセス・こももへ最大級の感謝をこめて♪

皆様も、最後までお付き合い下さい。


2つ目は、Feardさんで、年に1回のコンテスト(今回は3回目)で佳作を受賞しました。
「赤い泪」です。
Feardさんしか公開していないので、お時間がある方は読みに来てね。
会員にならなくても読めます。
このサイトの「ワープ」の「ミステリー小説」さんでサイトに飛べます。


3つ目は、今年も見事に忘れていましたが!
pipiさんで書き始めて丸6年が過ぎました!
7年目です!
本当に本当にありがとうございます!

以上3つのお礼日記でした!どうもありがとうございました!

暑いのでご自愛ください。




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# by ichigo-ichigo205 | 2018-07-25 11:41 | 日記 | Comments(0)

ヘアドネーション

懸賞 2018年 07月 24日 懸賞

そう言えばこちらで日記にするのを忘れていました。
暑くてボケてるな…
すんません。

1週間前に髪をバッサリ切ってきました。

2回目のヘアドネーションです。
1回目にしたのが2年半前。
前回は肩ぐらいの長さに切ったので2年半で2回目をする事が出来ましたが
今回は首が見えるほど短くしたので(最低長さが決まっているため)
3回目は当分ないです。

さて、新しい読み手さんに今一度ヘアドネーションのご紹介です。
ヘアドネーションとは 30センチ以上の髪を一気に切って
小児がん等の子に無料でかつらを作ってあげるボランティアです。

ヘアドネーションの公式サイト
http://www.jhdac.org/

本当の人毛で、その子にピッタリのかつらを付けて
少しでも外出しようと思ってくれたらいいな。

長い髪の毛を、少しでも欲しいと思ってくれる子がいるのなら。
と、このボランティア参加を決めました。

このボランティアはあまり知られていないので
普及のために日記にしました。

ボランティアに行く時間がない方も何をしたらいいか分からない方も
これなら参加できるんじゃないかな?と思って。

髪が長い方はご一考下さい♪

今、ショートで洗うのが楽ちんです~(笑)



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# by ichigo-ichigo205 | 2018-07-24 14:50 | 日記 | Comments(2)

絆創膏

懸賞 2018年 07月 18日 懸賞

皆様、ごきげんよう。
毎日暑いですね~

ご家族皆様で熱中症にはお気を付けください。

さて!今公開中の「恋のばんそうこう」ですが

絆創膏は一般名称です。
みなさん、商品名で呼ぶ事が多いかと思いますが
これが、地域によって全く違う!らしい!

以下某サイト参照
いかがですか?

私は神奈川ですが、バンドエイドと呼ぶけど、カットバンとも言います。
が、リバテープとかサビオとかキズバンは聞いた事もないのです~
さて、この分布図、あっていますか?
これ以外の呼び方で呼んでいる地域もあるのかな?

・絆創膏の呼び方の分布
絆創膏: 石川県、福井県、新潟県、長野県、静岡県

カットバン: 青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、山梨県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県、愛媛県、高知県、長崎県、鹿児島県

バンドエイド: 栃木県、茨城県、千葉県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、大阪府、滋賀県、京都府、兵庫県、香川県、徳島県

リバテープ: 奈良県、福岡県、佐賀県、大分県、熊本県、宮崎県、沖縄県

サビオ: 北海道、和歌山県、広島県

キズバン: 富山県


2人の恋の傷にもピッタリ合う絆創膏がありますように♪

では最後までお付き合いくださいね!





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-07-18 12:37 | 日記 | Comments(0)

豪雨の被害にあわれた皆様へ

懸賞 2018年 07月 08日 懸賞

とにかく、昨日は西日本各地で記録的な大雨で
見たこともない広範囲での被害にびっくりしています。

該当地域の方、本当に無理をなさらずご安全にお過ごしください。

日本各地の豪雨の被害にあわれたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。






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# by ichigo-ichigo205 | 2018-07-08 08:44 | 日記 | Comments(2)

願い事

懸賞 2018年 07月 07日 懸賞

梅雨が記録的な早さで明けた7月。
土曜日だって言うのに直哉は相変わらず仕事で
私は一人で買い物に行って、夕飯を食べた。

大して面白くもないテレビを見ていると
ガチャっと音がして玄関のドアが開く。

「葵、いる?ごめん。遅くなった」

大して悪びれもせずに、機嫌のいい声で直哉が来た。

ガサッガサッと音とともに部屋に入ってきて
何事かと思ったら、笹を抱えていた。

「な、なに?」
「七夕」

あぁ・・・今日は七夕か。
大人になって、願いごとをすることもなくなって
七夕というイベントよりも、会社が休みの土曜日のほうが重要になっていた自分に
ちょっと悲しくなった。

「短冊書こうぜ」
「ええぇ?」
「短冊」

短冊・・・ねぇ。

「いいね!」

うん!いい!
子供の頃みたいに願い事を書こう!

サインペンを出してきて
厚手のメモ帳を細長に切った。

何を願おう・・・
直哉と結婚できますように?
直哉とけんかしませんように?
仕事が上手くいきますように?
健康でいられますように?

え・・・

子供の頃は短冊に書く願い事なんかすぐに決まったのに。

私はいざ書こうと思うと、1つに決められなかったし
1番の願い事の、直哉のことは『願う』事とは違う気がした・・・

「何考えてんの?」

う~ん、とうなっていたら、不思議な顔をした直哉がここっちをじっと見ていた。

「願い事、何にしようかな。と思って」

と、いうと、サインペンをクルクル回した直哉が

「何でも好きなこと書けよ」
と笑った。

あぁ。
そうだよね。
願い事だもん。
自分の好きなことを書けばいいんだよね。

「直哉は?何を書いたの?」
ちょっとワクワクして聴いてみた。

「俺?」

ちょっと照れくさそうに自分の書いた短冊を私に見せた。

「葵と明日の日曜日は思いっきりイチャイチャ出来ますように」

「・・・・」
なにそれ

「今の俺の1番の願い」
へ~・・・

直哉は私の呆れた顔を笑いながら、私の身体ごと自分に引き寄せた。

「近頃、なかなか一緒にいられなかったから」
「うん」
「思いっきりイチャイチャしたい」

「だね!」

別に大層な願い事なんかいらない。
直哉と1日ずっと仲良く出来ればそれで充分。

私たちは、キスをした後に、ベランダに笹の葉を飾った。


END****

日本各地の豪雨の被害にあわれたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-07-07 23:59 | ・恋人宣言 | Comments(2)

本気の彼女

懸賞 2018年 06月 28日 懸賞

「光先輩!夏休みになったら、サークルで海に行きませんか?」

ワクワクした顔で『いい事思い付きました!』みたいにこっちを見る。

「あのさ?夏休みの計画はこのレポート仕上げたら言えば?」

桃花は苦手な授業のレポートに四苦八苦している。

「て、手伝ってください!」
「はぁ?意味ねーだろ」

この教授のレポートはめんどくさくて有名だ。

「あ~。俺行きたいな」

横でエントリーシートの入力をしている白木が答える。
「俺たち就活だろ」
「夏休み前には終わんだろ」
白木はそう呑気に答えて、薄いノートPCを閉じた。

「行きたいです!行きたいです!来年は光先輩は社会人だし
きっと、大手とは名ばかりの夏休みもろくに取れないブラック企業でお盆時期も企業の歯車です!」
「桃花・・・縁起悪いこと言うな!」

白木はそんな俺たちの会話に大笑いで
「海に行きたいよな?」
「行きたいです!」
こいつはいつも桃花の味方をする。

「良いじゃん。海ぐらい」
そうニヤケて笑うけど、こいつは俺の考えが丸分かりの様で・・・
「それとも海に行きたくない理由があんの?」
「・・・」
性格悪い奴だな~

「え!光先輩泳げないんですか?」
「泳げるわ!」
「斉藤は泳げるのに行きたくないんだぁ~?なんで~?」

尚も白木は笑い続ける。

「俺、ドリンクバー」
そう言って席を立って、その場を離れると
白木は声を大きくして笑った。

「桃花ちゃん、斉藤は桃花ちゃんの水着姿をサークルのメンバーに見せたくないんだってさ」
「えぇぇ!」
「男心分かってやんなよ」

「余計な事言うんじゃねーよ」
白木は本当に一言多い。

「じゃ、じゃぁ、BBQならいいですかっ!」
「あ?」
「BBQなら一緒に行ってくれますか?」
「あー・・・」
「桃ちゃんは斉藤と思い出が作りたいんだよね?」
「・・・・」
「そうです!」
「いいじゃん。BBQなら。桃ちゃんの水着もみんなに見られないし」

白木はクックックと笑い続ける。

「お前さ?お前も本気の女が出来たら、今の俺の気持ち分かるよ」

「・・・・だといいな」

一瞬、寂しくなった雰囲気に
それに気が付かない桃花が
「それって、光先輩が私に本気だって事ですかっっっ!」
と言った一言で笑いに変わった。

お前も、いつの日か、本気の両想いの・・・彼女が出来たら分かるよ。
好きなオンナの肌は見せたくないってな。

「くだらないこと言ってないでレポートやれ」
「くだらなくないです!」
「レポート書け!」

そんな俺たちの会話を白木は笑いながら聞いていた。


END****





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-06-28 14:45 | ・キスの後で… | Comments(0)

やっと次回作☆

懸賞 2018年 06月 21日 懸賞

皆様こんにちは。

先日、群馬と大阪に大きな地震がありました。
該当地域の皆様は大丈夫でしょうか?
まだ余震が油断ならないようです。
ご安全にお過ごしください。

やっと新作が書き上がりそうです。
残り数ページ。(最終章書き途中)

全7章連載になります。

題名は「恋のばんそうこう」です。

公開日(予定)は以下の通り
6/26:1章
7/1:2章
7/6:3章
7/11:4章
7/16:5章
7/21:6章
7/26:7章

梅雨の季節に少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。
今日は夏至なんですよね~

ではまた変更がありましたら、ご連絡します。
いつもありがとうございます&宜しくお願いします。




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# by ichigo-ichigo205 | 2018-06-21 15:12 | 日記 | Comments(5)

心理テスト

懸賞 2018年 06月 13日 懸賞


「ねぇ。蒼くん。今から聞くことを正直に答えてね」
「いいけど・・・なに?」

里香が雑誌を持ちながら、真剣な顔をした。

「心理テスト」
「なんの?」
「・・・浮気願望」

何だそれ。

「だから!真面目に正直に答えてね!」
「・・・はいはい」

「じゃぁ、第一問!蒼くんの好きな場所は?」
「里香と行った場所すべて」

「・・・・第二問。蒼くんの好きな野菜は?」
「里香と食べた野菜」

「・・・好きな果物は?」
「里香と食べた果物」

「好きなデザートは?」
「里香と食べたデザート」

「好きな服装は?」
「里香が着ている服」

「ちょっと!真剣にやってよ!」
「正直に答えてるんだけど?」
「・・・・」

「ほら、次は?」
「嫌いな場所は?」
「ひとりでいる場所」

「嫌いな野菜は?」
「ひとりで食べた野菜」

「嫌いな果物は?」
「ひとりで食べた果物」

「嫌いなデザートは?」
「ひとりで食べたデザート」

「・・・嫌いな服装は?」
「里香に会えなかった時に着ていた服」

「きらいな・・・」
「里香」

「な、に?」
「ひとりでやった事は全部嫌いだ」
「蒼くん」
「俺をひとりにしないで」

「・・・しないよ」
「心理テストなんかどうでもいいから」
「うん」
「こっちにおいで」

俺は里香をギュッと抱きしめた。

END****





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# by ichigo-ichigo205 | 2018-06-13 14:28 | ・カウントダウン | Comments(0)

行ってきました!台湾旅行

懸賞 2018年 05月 31日 懸賞

皆様おはようございます。

無事に台湾から帰ってきました。

1日目:9時ごろ台湾到着。荷物をホテルに預けてさっそく市内観光。
まずは腹ごしらえ!いつもは行き当たりばったりの食事ですが
1回ぐらいは有名店で!と調べてあったショウロンポウの専門店へ!
鼎泰豊ではありません(笑)これは日本でも食べられるからね!

でも~・・・サイトで「美味しいショウロンポウ15選!」に入っていなかった・・・
本当に有名店か?私の選択!(笑)

が、めっちゃ美味しかったです!

3日間の旅行で3回ショウロンポウを食べましたが、このお店が1番私好みでした。
お店によってこんなに違うとは!

しかし、さすが私の選択!裏路もいいところ・・・迷いそうになったぜ!

そして目指すは龍山寺。路線図を見て地下鉄に乗って行きました。
台湾は地下鉄が本当に発達していて、しかも飲食禁止。
とっても綺麗でした!

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龍山寺はパワースポットとして有名なんですが、それよりも台湾の方はものすごく熱心にお祈りされていて
私も一緒になってお祈りしてきました。
お祈りの内容が「とにかく健康」になってきて、年齢を感じずにはいられません(苦笑)

入口でなっがーいお線香を1本頂き30センチ以上かなぁ?
それを持ちながら、お寺の中のいくつもの神様に参拝します。

その後は、龍山寺周辺にある小さいお寺を5~6個回りました。
龍山寺は観光客もたくさんいましたが
地元のお寺は観光客はひとりもいなく、結構危ない場所だった。

これは、こんなところをひとりで歩いてると分かったら母に叱られるな、と思いながら
チープな下町も満喫しました。

そろそろチェックインの時間なのでホテルへ行き、チェックインだけして
九分ツアーへ。

今回はフリーのひとり旅でしたが、九分だけは日曜の夜ということもあって
(土日はバスの制限が厳しいらしい)
ツアーに参加しました。夜だったしね。

いや~綺麗でした!ジ●リさんは否定していますが、本当にあの世界!
本当に夢の世界でした!

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そしてそのまま夜市へ。
活気あふれて、臭豆腐が臭くて(笑)
あ~台湾だ~!って感じで楽しくて楽しくて♪
帰りは、もちろん乗ってみたかったタクシーで帰りました。

2日目:この日は市内観光と決めていて朝早くに出発!
行天宮でお参りをし、総統府を見に行き、中正紀念堂で衛兵交代式を見て(これ有名ですが、衛兵の交代に30分かけるんだよ!)
故宮博物院で白菜と肉を見て(笑)、忠烈祠も見てきました。
そのほかに、ふらりと寄ったお茶屋さんで、色々話し込んで、日本からのツアー観光客と一緒にセミナーに参加させてくれました。

ひとりなので、興味のあるところに何時間もかけたり
本当に自由で、楽しかった!

夜は台北101へ!2010年まで世界最高の高さを誇っていた展望台へ夜景を見に行きました。
遅い時間はエレベーターも混んでいなくて楽ちん!(昼間は予約制らしい)
素敵な夜景でした~
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ひとりの初台湾にしては行きたいところは全部回りました!

そして夜中は全身マッサージ&足裏マッサージへ。
ドクターがやっているお店に行き、悪い場所を指摘してもらいました。
気持ち良くて痛かった。

3日目:この日は街中のフツーの台湾を満喫!
デパートを見たり、雑貨屋さんを見たり、スーパーを見たりしてお土産を物色。

旅行の3日間は台湾の地元料理を食べ、台湾ビールを飲んで、タピオカミルクティーなんか何杯飲んだ事か(笑)

次回の台湾は十分に行って、ランタンをあげて来たいです。
そして台北以外の地方に行きたい!

夢見心地で帰ってきて、羽田空港で始発が動くまでソファーで過ごして帰宅。
仮眠をとって出社しました。

とっても楽しい台湾旅行でした!




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# by ichigo-ichigo205 | 2018-05-31 12:01 | 日記 | Comments(2)