2013年 10月 01日
晴菜×亮①
はぁ?
幼馴染の9歳下の晴菜と付き合って2年。
大学生になった晴菜は相変わらずかわいいけど
相変わらず何を言っているのかよくわからないときが
おにーさんには、ある・・・・
晴菜は相変わらず、俺を「純にぃ」と呼ぶ。
エッチのとき以外は・・・
「どこが魔性だよ?
不思議ちゃんの間違いだろ?」
「何かいった?」
ぎろりと睨まれた目は確かに魔性だ・・・
ただし、怖っっ!って感じの
魔女的な・・・?
「んで?どこが魔性だって?」
頼むから話は手短にな?
今、仕事は新しいプロジェクトがスタートしてすごく忙しい。
それに比べて
大学生になって
合コンの女王の名を返上した晴菜は
暇そうだった。
オレは連日、残業続きで疲れていた体を
今日こそは休めようと
定時で無理やり仕事を切り上げ
飲み会の誘いも断って
帰ってきた。
正確には
晴菜の家にお邪魔しに来た。
「ただいま~」と帰ったオレに
晴菜のおばさんは「お帰り」といい
「今日は純くんの好きなコロッケよ!」
「うわ!マジで?飲み会断って来て良かった~。着替えてきます」
「晴菜も呼んで来て」
という
親子のような会話をし
手を洗った後晴菜の部屋に着替えに来たのに・・・
お帰り。の、前に
「魔性の女宣言」
かよ!!!!
「晴菜。魔性は後じゃだめ?
ご飯出来たって」
「魔性が後回しの訳ないでしょ!」
「晴菜ちゃん・・・コロッケ・・・」
週に2~3日は晴菜の家にお邪魔して
こんな風に夕飯をご馳走になってる。
オレの親は子供は男が二人だから
一人ぐらい帰ってこなくても
気にしないらしい。
ま、居るのは隣ってわかってるから
なおさら何もいわない。
晴菜のおばさんは
「晴菜の猛アタックがやっと効いたのね」
といい
おじさんは、一人っ子の晴菜に甘くて
「どこの誰だか分からないやつと
デートするより純くんのほうがいい」
と、晩酌に誘ってくれる。
たぶん・・・・
世の中の男がうらやましがるほどに
好きなオンナの家族とうまく言ってると思う。
そして、今回も
知らないのはオレだけだった────
by ichigo-ichigo205
| 2013-10-01 12:11
| ・9歳差のジレンマ
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