カテゴリ:・私の秋クン♪( 4 )

懸賞 懸賞

成人式

懸賞 2017年 01月 09日 懸賞


「秋クン!みて!」

いつもはうちの玄関を入ってダダダダダッと階段を上がってくるのに
今日は上がってきた音も聞こえなかった。

「あぁ・・・」

そうか。
今日は成人式か。

振り袖姿のあずさは照れくさそうにクルッと俺の前で一回りした。

「馬子にも衣裳だな」

心にもないことを言って、急に大人に見えたあずさをわざとからかった。

「もう!きれいだな、ぐらい言ってよっ!」

自分の振袖を見て、「大人っぽいでしょ?」と俺の興味のない(フリの)反応にふくれる。

「車出してやろうか?」
「いいの?」

何だかこの恰好のまま電車に乗せるのが心配で・・・
と自分自身に言い訳してみたけど、本心はそこら中のやつに見せたくない。

「横浜アリーナだろ?」
「うん!」

車のカギをもって一緒に玄関に向かう。

「そのまま横浜のホテルで高校の同窓会だよな?」
「そう!秋クンの時も?」
「毎年同じだろ」
「そっか」

新横浜あたりは、成人式の子を送ってくる車で大渋滞だった。

もちろんヨコアリの目の前で車を止められるはずもなく
少し外れたところで止めて、助手席に回る。
ドアを開けて、その姿じゃ出にくいだろうとあずさに手を差し伸べれば

「なんだか、いつもと扱いが違う」
なんて、ポカンとした。

「もう大人だからな。大人として扱ってやる」

そうニヤリと笑えば、少しほほを紅くした。

「同窓会、何時まで?」
「8時」
「じゃ、そのころ迎えに行ってやるよ」
「え・・・」

「今日からちゃんと大人の彼女として扱ってやる」
「うそ・・・」

「同窓会でいい男を見つけてもフラフラすんなよ。俺のお姫さま」

そういって、普段より若干濃い化粧のほほにちゅっとキスをした。

あずさのほほが頬紅に負けないぐらいピンク色に染まった。

END****
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by ichigo-ichigo205 | 2017-01-09 14:53 | ・私の秋クン♪ | Comments(0)

大事なオンナ

懸賞 2014年 10月 20日 懸賞

「あずさ。お前さ?まだ処女だろ?」

大学に入って秋クンと同じサークルに入ったはいいけど
秋クンは4年生でサークルに顔なんかめったに出さない。

入学式の日、秋くんに迫ったのに
「ムードがねぇ!」と言われ、そのままおあずけになった。

「私が秋クンの彼女です」アピールは
先輩たちにも同級生にもしてきたけど
秋クンの反応はイマイチで。

秋クンのいないサークルの部屋で
同級生の佐瀬にそんなことをいきなり言われた。

「な、なんでよ?」
「俺さ、中学生相手に塾講師のバイトしてんだ」
「・・・・」
「お前、中学生と同じ匂い。処女の匂いがする」
「何・・・そのセクハラ発言」
「ま、女らしくないってことだよ」
「・・・・」

エッチすると、自然と女らしくなるのかな?
男にはそれが分かるってこと?

「秋先輩がいつまでたってもお前に手を出さないなら。
俺が経験させてやろうか?」

ゾクっとするほど綺麗な顔で・・・・
私の手首をつかんでそんなことを言う。

「やめて・・・よ」

力を入れているとは思えないのに
振りほどけない男の力に怖くなる。

「あずさ。俺が抱いてやるよ」

必要以上に大きな声で、色気のある言い方をした。
コイツ、塾講師をやってるからか、声が通る・・・

その時、ガラッと勢い良く開いた部屋のドアの前に
ムスッとした秋クンが立っていて。

「佐瀬。いい加減にしろ。どんだけ俺が大事にしてきたと思ってんだ?
お前が簡単に抱けるようなオンナじゃないんだよ」

そう言って、驚いていた私を引き寄せて、最後にもう一度睨みを利かせて部屋から連れ出した。

「あずさ、中学の時から言ってるよな?
男と二人きりになるな!」
「・・・・秋クン」
「お前は男ってもんが分かってない!」
「秋クン!」
「なに?」

「私の事、大事ってホント?」
「あのね・・・?大事にしてるって分からない?
こんなにセックス我慢してるって分からないのかよ?」
「・・・したいの?」
「したいよ!」

「!じゃぁ!今から家に帰ってしよう!」
「・・・え?」
「ほら!帰ろう!エッチしよう!」
「・・・・いや、あの」
「秋くんも同じ気持ちで嬉しいよ!」

「いや。あずさ?ちょっと待て。自然な雰囲気になったらだな、その、今じゃないというか」
「うるさいな!秋クンの言う雰囲気が来るの待ってたら
いつになるか分からないよ!」

私は秋クンの手を無理やり引いて校門を出た。


「全く世話が焼ける・・・」

そんな私たちをサークルの部屋の窓から
ため息をつきながら佐瀬が見ていたのは知らなかった。

「さて。バイトの予習でもするか」


END*****
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by ichigo-ichigo205 | 2014-10-20 07:53 | ・私の秋クン♪ | Comments(0)

秋クン!知ってた?②

懸賞 2014年 05月 20日 懸賞

「秋クン!知ってた?」
「あ~?なにがぁ?」
またくだらないことだろう。
俺はコーラを飲みながら漫画から目を離さなかった。

「ねぇ!エッチってこんなことするの?」

ぶっっ!
マジヤベェ。漫画を濡らさないようにしたらコーラを布団に吹いちまった。
おふくろに怒られる!

「ねぇ!秋クン!知ってた?」

あずさは友達に借りた雑誌に赤裸々に書いてあった内容を
俺に確かめに来たらしい。
俺に確かめるなよ!俺に!

「すご~い」

マジですごい。
近頃の中学生女子はこんなん読んでんのか?

そして、恥ずかしい~と言いながら
しっかり見てるお前もすごいよ。

「どうして教えてくれなかったの?」

って!!!
俺があずさにそんなこと教えたら
おじさんに殺されるわ!

「友達の中で知らなかったの私だけなんだよ!」
へ~・・・・

「すごく痛いんだって!」
――っ!!
「誰から聞いた?」
声が低くなったのは自覚した。
「さくらちゃん。おねえちゃんに聞いたんだって!」

興奮して話しているあずさにおかしくなって

「うん。女は痛いらしいな。でも好きな男なら我慢できるんだろ。
あずさもいつか好きな奴ができたら我慢できるよ」

あぁ。父親ってこんな気持ちになるのかな・・・・

なんて感傷に浸ってコーラを一口、口に含んだら

「私、秋クンがいい!」

ぶっっ!
やっべ。また吹いちまった。

「初めてのエッチは秋クンがいい!」
「・・・・・」
「ううん。ずっと死ぬまで秋クンがいい!」
「え~っと、あずさ?」
「いつになったらしてくれる?」

そんなワクワクした顔で見ないで・・・

「大人になったらな」
そういってあずさの髪をくしゃっとした。

「うん!」

そう喜んだあずさに3年後。
マジで誘惑されるなんてその頃の俺は思いもしなかった。

あずさ、大事な女の子ほど、簡単には抱けないんだよ。
それが分かったら大人の女ってことだ。

大学の入学式から帰ってきたあずさが
ドタバタと階段を上がって俺の部屋まで来た。

「秋クン!大人になったよ!エッチしよっ♪」


END******
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by ichigo-ichigo205 | 2014-05-20 15:00 | ・私の秋クン♪ | Comments(0)

秋クン!知ってた?①

懸賞 2014年 05月 19日 懸賞

「秋クン!」

隣に住んでる幼馴染のあずさは
去年、中学受験をして俺と同じ中学に入学した。
3つ違いだから、あずさが入学しても俺は高校に進学して
同じ校舎ではないんだけどエスカレーターの私学だからとなりの校舎だ。
朝は一緒に通学してる。

中学に入ってあずさは急に可愛くなった。
2年前までランドセルを背負っていたなんて思えない。

「あずさ、ブラウスのボタンは外していいのは1ツだけ。
2ツ目はとめろ」

昨日校門の手前で会ったクラスメイトが
「アキと一緒にいた子、中等部?すげぇ可愛いな」
なんて言うもんだから、今まで俺が必死に隠していたのに
見つかるのも時間の問題かもしれない。

「え?みんなとめてないよ?」

無邪気に言うあずさは自分の可愛さをわかってない。

「みんなは、みんな。俺の言うことが聞けないなら
一緒に登校しないぞ」
こう言えばあずさが言うことをきくのを俺は知ってる。

「は~い・・・・秋クン近頃お母さんよりうるさい~」
おばさんがノンキすぎるんだよっっ!

「中学に入ったらブラ着けろとかさぁ~」
あったりまえだろうぅがぁぁっ!
男の俺に言われる前に着けろや!

「オーバーパンツ履けとかさぁ~」
「・・・・」
「スカートが短すぎるとかさぁ~」
「・・・・」
「お母さんよりうるさぁい~」

「あずさ、階段で下から中3の男が覗いてたぞ?」
「え!マジで?」
マジだから言ってんだよっっ!

「へ~。パンツなんか見て楽しいのかね~」

俺の幼馴染は男ってもんがわかってない。

そんなあずさが、土曜日の昼過ぎ
ベッドで漫画を読んでいた俺の部屋に
真っ赤な顔をして入ってきた。
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by ichigo-ichigo205 | 2014-05-19 20:00 | ・私の秋クン♪ | Comments(0)